チョコを知る
チョコレートへのこだわり
数十種類のチョコレートをテイスティングしたうえで厳選したチョコレートを使用しています。チョコレートと合わせる副素材も納得のいくクオリティが高いものを選びチョコレートと合わせることで、より潜在能力を引き出せるように。 ただこの中で大事なことは主役のチョコよりも目立ないようにバランスを考えて配合しています。あくまで主役はチョコレート、合わせるものは相乗効果でよりどちらの良さも引き立てる。
口溶け。
周りのチョコレートの殻を出来るだけ薄く、基本的には主役の中身を支える役割として。中身に関してはそのチョコのイメージに対して様々なバランスで作ります。チョコレートライクなものにしたいものは口溶けも重めに。フルーツとの組み合わせでさっぱり食べて欲しいものは口の中で溶けるようなものに。お茶と合わせる時は濃厚かつ中間の口溶けに。 ザラザラした食感を残したい時は副素材を完全に液体化せずに組み込んだり。
副素材
チョコレートは見た目、食感、香り、旨み、酸味、渋み、甘味など多様な特性を持つお菓子です。これらの特性はさらに細分化され、酸味は酢酸や果実酸など、果実酸は南国系や柑橘系などに分けられます。また、果実の状態(熟成、乾燥、加熱)やスパイスの種類(シナモン、アニス、ペッパー)、甘味の源(砂糖、油分)、ナッティやウッディなどの印象、フローラルの種類などによっても区別されます。これら無数に細分化された指標から副素材の香りや味わいとの組み合わせを考えます。
視覚と味覚の差
見た目もボンボンショコラを楽しむ要素の一つ。一つのフレーバーに対していくつかの色で試してひと目みたボンボンショコラのイメージと食べた時の実感を少しだけズラすように作っています。そうすることで、見た目と食べた時のイメージが違うと味覚と視覚が違和感を感じてビックリしてしまう。でも少し驚きを与えたい。 そんな考えでひと目見たイメージと少しイメージをずらした配色を作ります。 このチョコと素材の組み合わせ、口溶け、見た目がうまく重なって食べた人のイメージを少しだけズラして驚きを与えるのが目的です。
こういった人間の視覚、味覚、嗅覚を分析し
数種類の組み合わせから試作を繰り返し、
味を追求します。
何より"お客様のもとへ美味しいチョコレートを届けられるように"
と考えながら作られるのが、
中野屋のチョコレートです。